配線ダクトは用途と素材で塗装方法が変わります

既製品の配線ダクトを購入した後に、塗装を施してカラーチェンジをしたいと考えている際には、用途と素材で手順や用いる道具に違いがあるので、十分に把握した上で作業を行うことで耐久性を高めることができます。

簡単にできる方法と段階を踏む方法に分かれ、設置場所でも異なります。屋外利用の配線ダクトの場合では、塗装は下地用のスプレーを利用することが原則です。雨や風、紫外線などあらゆる天候に耐えることができるように施すには、下地を整えることは欠かせません。下地用のスプレーでも2つの種類があり、プライマーと密着性を高めるタイプがあり、併用しても構いません。仕上げにはアクリル以上、できればウレタンスプレーを使うとかなりの耐久性を実現できます。

屋内利用の配線ダクトの場合は、塗装は至って簡単です。天候に左右されることはなく、摩擦による剥離も考えにくいので、下地用スプレーは無くても問題はありません。用いる塗料はアクリル系のスプレーで低料金で済ませることもでき、水性塗料でも油性塗料でもどちらも綺麗に仕上げられます。素材別で分けた際には、金属製の配線ダクトは金属対応のスプレーを用いることは欠かせません。

スプレー缶の多くで対応しているので難しいことではありませんが、簡易工作用のスプレーは避けた方が賢明です。プラ製の配線ダクトの塗装では、選ぶスプレー缶の種類は原則自由です。工作用でもプラモデル用でも金属用でも対応させることは可能です。艶の加減が気になったり、更に耐久性を求めたいと感じている際には、つや消し用のスプレーや、逆につや出し用のクリアスプレーがあり、どちらも表面の保護に役立ちます。尚、メタリック系のスプレー缶を利用した際には、つや出し用のスプレーは必須です。

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