結束バンドには環境によってタイプが分かれる

結束バンドを選ぶときには環境によって異なるタイプがあるので、違いを知っておきましょう。

合わないものを選ぶと寿命が短くなって破断しやすくなります。タイプは性能によって分けることができます。耐候性や耐熱性、難燃性などが一般的なものですが、耐薬性も気にすべき性能です。屋外で使用する場合には、耐候性の高いものを選ぶ必要があります。樹脂でできている結束バンドは直射日光に当たると紫外線によって硬化するので破断しやすくなる状況です。

ソーラーパネルやアンテナなどのケーブルを結束するときには耐候性に注意して選びます。作業現場など高温になるような場合には、耐熱性が高いものが重要です。高温になっても形状が変わらないことが重要で、対応できる温度帯を確認してから選びましょう。難燃性は火災を予防する性能です。結束しているケーブルが発火したときに、火が燃え移って延焼しないためにすぐに鎮火しなければいけません。

国際規格で示される燃えにくさで確認することが可能です。万が一、発火した場合でもすぐに鎮火すれば、被害は少なくて済ませることができます。もう一つ結束バンドに必要なタイプは耐薬性です。加工する現場ではいろいろな化学薬品を使うことがあります。薬品に耐性がないタイプでは溶融して破断するだけではなく、成分が混入することが否定できません。目に見えない量で発生した場合には発見が遅れることもあります。使用する薬品に耐性があるかを確認しておくことが重要です。

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